湿度計や湿度センサーの種類

湿度計はものづくりや研究をささせる重要な計測機器のひとつです。その種類は数多くありますが、ここではそのうちいくつかを紹介します。静電容量式は、金属酸化物材料の含水率を測定するものです。合成樹脂などの高分子の誘電率に対する湿度の影響を測定するために用いられることが多いです。

校正済みの場合、相対湿度5~95%の範囲で相対湿度プラスマイナス2%の精度を保持します。校正を行わない場合は精度が最大で3倍悪くなります。しかし高温や結露に耐えることができるため、さまざまな用途に使用することができます。デメリットはセンサーが汚れやすく、経年劣化が早いことです。

静電容量式に比べ感度が低い抵抗式センサーもあります。環境中の湿度によって変化する物質の、電気抵抗値を測定するセンサーです。抵抗式は静電容量式に比べて感度が低いため、より複雑な回路基板が必要になります。抵抗体の材質にもよりますが、精度は相対湿度3%まで可能となっています。

湿度計の材料は結露に対する耐性で決められます。毛髪張力式は毛髪やセルロースなどを利用し、湿度による伸縮を測定する変位センサーです。繊維が文字盤に接続され、その伸縮によって針やゲージが動くタイプであり、比較的安価で汚れにくいのが特徴です。楽器ケースや温室、地下室などで使用できる一般的なタイプです。

重量式湿度計は空気中の水分を、等量の乾燥空気と比較することにより測定します。高精度で高価な湿度計は、先進国で規格制定に使用されています。これらの装置の一般使用は困難で、精度の低い湿度計の校正に使用されます。温度計のセンサーのことならこちら

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